HEREAFTER

「ハット、目が覚めて、、、」どの位、うとうとしたか覚えていないのですが、ホールを出て家人との”一瞬の緊張”でした。一言「いびきが大きくなったから!」
大好きなクリントイースドウッドの最新作。予告編では”大津波に襲われ””地下鉄が爆破され””交通事故に会い”が印象的でした。始まって1時間くらいでしょうか?あまりに不思議な映像とシナリオ、つまり予告編の3つのシーンだけがが”フォルテ”で、あとは全編”ピアニシモ”でした。
製作が、かのスピルバーグ巨匠の「AMBLIN」で、プロヂューサーが”ET”のK、ケネディ、監督がイーストウッド、すごいメンバーですが、どうしても「なんでこんな映画撮ったの?」と、正直思ってしまいました。イーストウッドとマット・デーモンは前作「インビクタス」の印象がよかったので、さらに期待が膨らんでしまっていました。
イーストウッドが80歳を超えてる、スピルバーグもケネディも”たそがれ”時、だから?
今まで、スピルバーグプロデュースの映画は、少なくとも”社会性”があったように思えるのですが、この作品からは、”何がいいたいのか?”正直よくわかりませんでした。帰ってパンフレットを見ても、”生と死””死後の世界””霊とは”みたいで、なんだか”お経”みたいな内容(失礼)でした。
パンフレットから引用すると「オーソドックスで、かつ今までにみたことのない映画」だそうです。なんだそりゃ、結局感動もなにもない”駄作”と決め付けても”許されざる”ひどい評価ではないと思います。
生と死、死は必ず訪れるものであり、テーマとしての普遍性を否定するものではありませんが、日曜日の午後の貴重な時間に考えるテーマとしては、僕には「ゴメンナサイ」でした。
イーストウッドの次の作品、どんなテーマなのか?楽しみにしておこう。
満点 | 評価 | ||
A | ストーリー・脚本 | 20 | 15 |
B | 演出 | 20 | 12 |
C | 映像(美・先進・驚異) | 10 | 6 |
D | 音楽(オリジナル・編曲・歌手) | 10 | 8 |
E | 配役(主演・助演含む) | 20 | 12 |
F | Pabaroの独断評価 | 20 | 10 |
100 | 63 |
*音楽がクリントイースドウッド自身だったので、少し甘い評価です。