里見庵・名護屋城址・いろは温泉

前日からの天気予報は、晴れ。絶好のドライブ日和。
わがまま一人息子「チューバッカー」を同伴して、長距離ドライブで西へ向かった。
スタートは10時過ぎ、ガソリンを満タンにして西九州自動車道で唐津方面へ。
目的地は
1:昼食に唐津の手打ちそば「里味庵」へ
2:名護屋城址見学
3:玄海町から東松浦半島をドライブして「いろは国民宿舎」の温泉
4:帰路に唐津の手打ちそば「狐狸庵」へ

 絶品「里見庵のそばがき 
唐津へ向かう「二丈浜玉有料道路」を過ぎて、230号線で左折し、玉島川に沿っって上流(南方)へ、山中へ入っいきます。
江戸時代創業で、川魚、とくにツガニ料理で有名な老舗料亭「飴源」を通り、七山温泉を経て、よく拓けた南斜面の集落に目的地「里見庵はありました。急さかの路上にクルマを駐車、テクテクと50メートルほど下ったところが最初の目的地「里味庵」です。
農家の庭先に入っていく雰囲気ですが、手書きの看板も掲示されています。
ご主人の市丸栄一さんは、そばの本場長野で修行したそうです。今まで関西・東京・長野・山梨ほかで、そばの食べ歩きをしてきましたが、、そば本来の「十割」「野性味」「打つ人の人柄」では、僕にとってはNO1のお店と言いたい。
南斜面で日当たりもよく、「チューバッカー」も連れていたので、軒先で「もりとそばがきのセット」をいただいきました。もりも、太さの違う2種類を作ってくれて、気さくに話しかけてくれ、引いたばかりのそば粉も見せていただいたが、ここの「そばがき」は今まで出一番!と言ってもいいくらい素晴らしかった。
残念なのは、クルマであったために、お酒をいただけなかったことだが、市丸さんから「鍋も食べにきてよ。」と声をかけてもらい。もう少し寒くなったら、是非鍋を食べに再訪したいと思う。海も近いし、山里なので猪鍋とか、野鳥料理が食べれるのではないかと、年内に必ず再訪したい。

              味見庵①
              里見庵への入り口、どこにでもありそうな農家のたたずまい。
              市丸さんによると、僕たちが着いたのが11時半頃でしたが、
              既に30人位のお客がきたそうで、今日は100人位になるのでは、
              ということでした。そばはお客の注文を受けてから、打つとのこと。
              客単価1000円として、100人のお客。現金収入10万円!
              このあたりでは「大当たりビジネス」と、感心してしまいました。


              味見庵②
              玄関横の看板。年中無休でよる9時頃まで営業しているそうです。
              玄関内に「掲示していた佐賀新聞の記事では、「そば打ち教室」も
              開催しているとのこと。

              味見庵③
              「そばがきセット1500円」で、でてきた2種類のそば。
              太そば、と細そばでしたが、僕は太そばのほうが気に入りました。
              だしはかつお味がよく効いていて、無添加だそうですし、醤油もオリ
              ジナルで特注して作っているそうで、やっぱ「そば」はこだわりでっせ。


               味見庵④
               初めてで一番感激した「そばがき」。
               市村さんと話しをしていて、「麺」でなく「そば」だという言い方をしきりに
               されました。なるほど、そばの本来のよさは「十割」だし、「そばがき」
               の「がき」はかき回すという意味からで、東京で食べる洗練されたそば
               が、急に魅力的でなくなってしまった。


              味見庵⑤
               里見庵の縁側からの景色です。写真の左方向が唐津、
               右方面が山を超えて佐賀です。
               庭先には、そばの芽がでていて、おひたしにするとおいしいそうです。
               白い花をつけたそばの株が10株くらい、自然に育っていました。
               人工的な音の一切ない、のどかな初秋のひとときでした。


 名護屋城址 
一昨年の11月の連休に、初めてのドライブで唐津に行きました。
運悪く(笑)、唐津くんちの最中で市街に入れず、やむなく行ったのが名護屋城址でした。
目的外の見学と、初めてで時間的余裕もないまま、もう一度訪れて、ゆっくりと城址を歩いてみようと思っていました。今回は本丸の跡地まで歩いて、「昔のひと時の栄華」に思いをはせてみたいと考えていました。
最初に驚いたのは、名護屋に布陣した戦国大名、武将の顔ぶれです。北は青森の津軽、仙台の伊達、越後の上杉、長野の真田、家康、石田三成、大野治長、前田、とにかく戦国武将のオンパレードです。しかも秀吉の朝鮮出兵1592年から1598年にかけての10年ぐらいの出来事です。
短期間での築城と、はるか都、(博多からでも遠いですよ)からの距離を考えると、権力の大きさと、実行力にただただ敬服するばかりです。 スゴイ!!

               名護屋城①
               大手口の案内板。城は五層七重の天守閣や、櫓、書院
               数奇屋、櫓門など規模は大阪城と並び賞されたという話です。

               名護屋城②
               城址から唐津市街、呼子方面の眺め、大名の陣地が区割りされて
               一大城砦地域となっていたそうです。

               名護屋城⑤
                本丸天守閣跡地の石碑から玄界灘を望む

               名護屋城⑥
本丸跡地広場から西北を望むと、はるか洋上に壱岐が見えた。
                壱岐のさらに西北奥に、対馬の山並みがうっすらと視認できます。
                名護屋から島伝いに行けば、朝鮮半島までは、そんなに遠く
                感じない。

                名護屋城⑦
子供の頃、加藤清正トラ退治は、秀吉の「朝鮮征伐」の時、
                と教えられ、覚えた記憶があります。     
                「征伐」は、今は使ってはいけない単語です。侵略よりも数段に
                よくない表現です。名護屋城の案内には日本語とハングルが
                使われています。日本人の初めての海外出兵の拠点、という
                事実を認識する場所としては名護屋城址は貴重な文化財です。
                日本の歴史のなかで、秀吉がいて、家康がいて、三成もいて、
                 茶々もいた。そして、同じ方向を眺めて、はるか朝鮮を思った、
                それが実感できる場所でした。

 玄海町から,いろは温泉へ 
400年前の時代を思い描きながら、さらに西をめざした。
道路はよく整備され、右に、左に、趣のある島々と静かなうち海が続いた。
と、突然現代の最先端、九電玄海原子力発電所が現れます。
原発の周りには、多数の風力発電風車が廻り、「無音・無臭・無味乾燥の原発」に対して、
「俺たちは一生懸命、今、発電してまっせ!」と主張しているように見えた。
九州では、阿蘇の外輪山、鹿児島では島津カントリークラブ横など、風景になじんだ風力発電風車
が見受けられます。あと何十年かしたら、もっともっと沢山の風力発電風車が誕生していことだろう。
技術の進歩とともに、自然エネルギーの重要性を感じます。

このあたりは地図によると東松浦半島ですが、入り組んだ入り江の風景は、仙台の松島、静岡の西伊豆、三重の志摩半島あたりの景観を思い起こします。山の峠を超えると港、集落があり、又峠を越えて次の港町へ、と言う連続です。
途中で、「釣り船、いかだ渡し」の看板がありました。
関西に在住の頃、会社の先輩から「チヌのいかだ釣り」を教えてもらい、随分とはまった時期があります。いかだのチヌ釣りは和歌山、と福井の若狭で盛んで、どちらも「ダンゴ」釣りですが、和歌山では
「おからダンゴ」、若狭では「赤土ダンゴ」でした。
もっとゆっくりと時間が過ぎるようになったら、東松浦でいかだ釣りにチャレンジしてみたい。

目的の「いろは島」は、会社の同僚F君から勧められたところです。
峠を越えるとき、はるか山並みのかなたに造船所のクレーンが見え、かなり大きな町が見えます。
地図で方向を確認すると、伊万里市の方向だと推測できました。

                 棚田
                 ドライブの途中で撮影した「棚田」
                 季節と時間と天気を事前に調べて撮影したら、
                 きっといい写真がとれると思う。
                 少し荒れている休耕田を見て、なんか吹く複雑な思い。

途中、棚田で写真を撮り、目的地へ。
「花と冒険のいろは島」がキャッチフレーズですが、本当にのどかな、いいところでした。
カヌーを練習している人たち、干潮でアサリを採っている地元の方、「キャンプ場」もあって、福岡ナンバーのクルマが多く、家族でキャンプを楽しんでいました。

                  カヌー

僕たちは「チューバッカー」と一緒なので、僕だけで「国民宿舎いろは島」の温泉を体験してきました。
入力料420円、タオル150円、ナトリウムの展望温泉です。地元の方とか、キャンプの方が利用しているようです。ナトリウムなので、肌がツルツルします。しばし、ドライブの疲れを癒して、、。
あー!気持ちよかった。
                   いろは島①
                   展望大浴場からの風景と同じ風景。
                   

                   いろは島②
                   太陽が西に傾き、静かな水面にキラキラと反射。
                   時間は15:50、夕日がもっと西に傾けば、きっと
                   すばらしい景色が見れると思います。

山瀬 狐狸庵
今回の唐津方面へのドライブのきっかけは、福岡で出版されている「レストランガイド本 EPI」からでした。2年前に博多に住んで、書店の店頭で見かけて買ってきて、我が家では「レストルームの愛読書」となっています。「マチエピ」という福岡市内の特集版であったり、「郊外レストラン」特集であったり、大変に便利で重宝しています。
その「郊外レストラン特集」で紹介されていたのが、「狐狸庵」であり午前中に訪ねた「里味庵」です。
狐狸庵の本文、出だしは。「本当にたどり着けるの?」とありますが、これは、真実をうまく表現しています。夕方ですが、日差しもありますが、晩秋から冬を想像すると、行きたくないのが実感です。
「それ程までに店に至る山道は細く、物寂しい。」これもEPIからの抜粋です。

で、で、、、たどり着いてみると、人の気配がまったくありません。店をやめてしまったのか、それとも
今日は休みなのか、まったくわかりません。
こんなところまででかけてきて、、それはなおでしょう。なんて、助手席の家人への物言いに思いをめぐらせていたとき、店の右手の山上のほうから一台の軽トラックが下りてきました。
どいせなら、と思い、クルマを降りて、「すみません。このお店はやめたのですか?」と問い合わせてました。答えは、「すみません。うちは五時までで、今火を落としたところです。」とのこと。
腕時計をみると、17:12になっていました。
偶然店主に声をかけることができたのです。それから、しばしお話ができました。
帰りには、自家栽培で作った「だったん枝豆」のゆでたてと、福岡への近道の詳細な地図をいただき、「狐狸庵」への再訪を誓って帰路に着きました。

                  狐狸庵
                  17:10頃到着。右手の軽自動車が店主のクルマ。
                  年内の再訪を誓う。


天気に恵まれた、博多から西へのドライブ。
走行距離は180キロでした。










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Author:hakapaba
◆小倉で生まれて、小学校と大学は東京。
大阪で17年、東京で17年、広告会社の営業一筋。
07年夏から博多住まい、2011年6月退社し、家人の実家の医療法人の経営を手伝い、2015年4月から年金生活へ。。自宅は福岡市の西、唐津に近い糸島市福吉。海まで3分、山も近く、水も豊か。昭和7年建築の古民家を改装して、愛犬2匹とEnjyoy Country Lifeです。

人は心を一つにできたら、想像以上の成果がでると信じています。

北風よりも太陽が好き。

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