告白

20100613告白 002 2009年度本屋大賞第一位となった、湊かなえさんの同名小説の映画化作品です。
映画化が決まってから文庫で読みました。既に本の帯には出演の松たか子、木村佳乃、岡田将生の写真があり、本編の後に中島哲也監督のインタビューも掲載されていました。
小説作品の映画化では、時に強い印象、影響を受けた作品程、映画への評価は厳しくなる傾向にありますが、この「告白」については、どちらも其々にオリジナリティが感じられて、強い感銘を受けました。

”泣き叫ぶ木村佳乃が観たい”というこの映画の批評をどこかで読んだ思いがあります。それ以上にこの作品は、原作のミステリー性と、主演の松たか子の潜在的な能力を高く評価します。
原作でも、また映画でも冒頭の「教師をやめることを生徒に告げる教室でのシーン」、松たか子の内面的で複雑で、しかもこれから始まる復讐の宣言であり、中島監督の演出も見事で、プロローグなしで突然クライマックスの導入、しかも音楽はめちゃくちゃ控え目で、すごく印象深い演出だと思います。
原作の章立ては、聖職者、殉教者、慈愛者、求道者、信奉者、伝道者でしたが、映画では登場人物の「告白」という視点から物語を構成し、新たなミステリー性を追求しています。
この作品は2009年の日本映画の中でも様々の賞を受賞すると思います。
語りつくせないほど、いろいろと発言してみたいですが、僕自身の備忘として箇条書きにしておきます。

1:少年法への矛盾→殺人者でも甘い刑罰
2:善悪(殺人)の判断がつかない中学生の存在→1年B組のような教室が実際にあるとは思えないが、もしもこれに近い状況が実際にありえるとしたら、、、、という空恐ろしい疑問。
3:原作の湊かなえの映画評「すごい、という言葉しな出てこなかった。原作では一つの世界を完成させたが、その“向こう側”を見せられた。自分が作ったはずの”ここ”はさらに深く広かった。
4:音楽がすごくいい。Pは金橋豊彦氏、中島作品のほとんどを手掛けているが、いままでで一番いいのでは。
5:木村佳乃の、少年B(直樹)の母親役、泣き叫ぶ佳乃、一見の価値あり。熱演です。
6:最後の爆破シーンの音楽はBorisの「決別」を使っているそうです。音楽に、これしかない、というくらいにマッチし逆回転の爆破映像、これも一見の価値があると思います。

 

  満点評価

ストーリー・脚本2020
演出2020
映像(美・先進・驚異)1010
音楽(オリジナル・編曲・歌手)109
配役(主演・助演含む)2020
Pabaroの独断評価2020
  10099

 

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Author:hakapaba
◆小倉で生まれて、小学校と大学は東京。
大阪で17年、東京で17年、広告会社の営業一筋。
07年夏から博多住まい、2011年6月退社し、家人の実家の医療法人の経営を手伝い、2015年4月から年金生活へ。。自宅は福岡市の西、唐津に近い糸島市福吉。海まで3分、山も近く、水も豊か。昭和7年建築の古民家を改装して、愛犬2匹とEnjyoy Country Lifeです。

人は心を一つにできたら、想像以上の成果がでると信じています。

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