893映画

春休み、GW、夏休み、いわゆる映画シーズン以外は、ターゲットを絞った映画が公開されることが多いように思います。たまたま、やくざ映画を2本観てしまった。”しまった”の表現に後悔が含まれていること、わかって下さい。
1本は北野武監督の15本目作品「アウトレイジ」、2本目は香取慎吾主演の「座頭市 The Last」です。
正直な感想、「ゲップがでるほどの胸やけ状態」です。

「アウトレイジ」は事前に予想していましたが、でるやつでるやつ”全員ワルばっか”です。
しょせん「893」に、いいやつなんていない、ということなのでしょうが、こんな映画を創っていては、フランス政府からの勲章が泣いているように思えてしまいます。救いが、まったくありません。
ヤクザ組織の会長に北村総一郎、その側近に三浦友和、サカズキを交わした子分に国村隼、組は違うが国村と兄弟サカズキを交わしているのが石橋連司、国村の子分にたけし、その又子分に杉本哲太、椎名桔平、加瀬亮。役者たちの個性と演技力は、さすが「北野監督」というのか、役者が其々すごいのか、存在感はありました。ほぼ全員殺されてしまうのですが、最後に”この作品”で生き残るのが三浦友和と加瀬亮なのです。結局”武闘派”が死んで、”インテリ派”が生き残った、わかりやすいというか、実に単純なストーリーです。しかも893キャラしては、ほぼ”強いものには弱く、弱いものに強い”表現です。唯一たけしが演じる大友という893だけが、めちゃくちゃ暴力的だが、強いものにも歯向かうといったところでしょうか。
真砂の砂がつきるとも、世に盗人の種は尽きまじ、、、ではないですが、世の中現実に893屋さんがなくなりません。警視庁も真剣に”反社会的組織”の撲滅に努めていますが、反社会的活動を仕事にしている人たちが今もいるわけで、その人たちの「転職、つまり生活設計を考えないと、実際にはなくならないように思えます。
10代の若者がこの作品を観て、どういう感想をもつのか、気になって気になって、僕も老けた証拠でしょうか。
香取慎吾の「座頭市」、この物語もあまりにも画一的すぎて、なんで今わざわざこんな映画作るのか、理解に苦しんでしまいました。古くからの地域に受け入れられた893と、新興893勢力の争い、そこに見え隠れする「お上」つまり役人、争いたくない「座頭の市」が、最後は”切って切って、また切って”悪をやっつける、という、どこかで、何回もみたようなストーリでした。
守旧派の親分が岩城晃一、その代貸に、踊る捜査線からよく売れている寺島進、その女房で飲み屋をやっているのが工藤夕貴、新興893の親分が仲代達也、この方の存在感だけ”異彩”を放っていました。よくある、初代のすごさに比して、その息子(二代目)はからっきしのへなちょこで、絵を描くことがすきという極めつけパターン、最後は”市”に切られるでもなく、自ら発狂してしまいます。ひなびた半農半漁の村の住人に、反町隆司、その母親に賠償千恵子。映画の冒頭で登場し、バカボン2代目に刺されて死ぬのが石原さとみ、ちょい出で、なんでと思ったのが賭場のばくち打ち中村勘三郎大人です。映画製作の機材(特にカメラとCG)の進化で、”勝しん座頭市”とは比べようもなくきれいですが、「それで?」、と訊ねたくなってしまいました。
◆アウトレイジ

 

  満点評価

ストーリー・脚本2010
演出2012
映像(美・先進・驚異)105
音楽(オリジナル・編曲・歌手)105
配役(主演・助演含む)2014
Pabaroの独断評価2010
  10056

 



◆座頭市 The Last

 

  満点評価

ストーリー・脚本208
演出2010
映像(美・先進・驚異)105
音楽(オリジナル・編曲・歌手)106
配役(主演・助演含む)2012
Pabaroの独断評価208
  10049

 

2本とも映画館はほぼ男性客でした。SMAPの香取慎吾、”こち亀”とかも頑張って、キャラの路線変更に苦労しているように思えてしまった。
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◆小倉で生まれて、小学校と大学は東京。
大阪で17年、東京で17年、広告会社の営業一筋。
07年夏から博多住まい、2011年6月退社し、家人の実家の医療法人の経営を手伝い、2015年4月から年金生活へ。。自宅は福岡市の西、唐津に近い糸島市福吉。海まで3分、山も近く、水も豊か。昭和7年建築の古民家を改装して、愛犬2匹とEnjyoy Country Lifeです。

人は心を一つにできたら、想像以上の成果がでると信じています。

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