モリエール 恋こそ喜劇

20100730 映画パンフ② 001すごく、いい映画だと思いました。
モリエールについては、フランスの”だいぶ前”の劇作家、ということくらいしか知りませんでした。
”だいぶ前”なんていい加減ではいけません。ルイ14世の時代17Cの劇作家でした。
ウーム、西暦1600年代の中頃ですから、日本では”元禄文化”が花開いたころでしょうか。
1600年代日本とフランス、ともに文化の円熟期を迎えたいたのですなぁ。
この作品のすごさは、第一にモリエールの伝記の空白期間を見つけ、その期間に”のちの”作品のヒント、又はセリフになる経験を創作してみせてくれたことでしょう。
次に、ハリウッドでは絶対だせないフランスの香りを、役者はもちろん、美術、衣装、音楽全ての製作スタッフが自然とつくりだし、観ている観客をフランスのエスプリ香水で魅了してくれた、ことです。モリエール役のロマン・ヂュリス、貴族に憧れモリエールを庇護するジョルダン役のファブリス・ルキーニ、そしてこれぞフランス人と思わせてくれたジョルダン婦人エルミール役のラウラ・モランテ。
3人のほかの出演映画は知りませんが、存在感、演技力はさすがです。僕は、特にエルミール役のラウラ・モランテの、抑制した知性と理性、内に秘めたパッションに、すごく惹かれました。
この作品の、いいたかったことの一つが、彼女の一言で悲劇の劇作家から喜劇へと180度違った路を歩むきっかけをつくったことになっています。
言葉ははっきりと覚えていませんが、”悲劇は実は喜劇にもなる”、なんだかすごく哲学的で、おそろしいくらいです。
モリエールがジョルダンに”馬”の演技指導をする場面、いまでも新鮮で、表現力豊かで、一流の本物の役者です。アビオンの馬とパリのえらそうな馬、そして農耕に適したモンゴルの馬、姿勢、いななき、息のしかた、鳴き方、見事でやんした。
ところで、この映画の歴史の事実としての伝記の空白を埋める創作は、最近のNHKの大河ドラマが使っている手法です。昨年の「篤姫」が「典型で、篤姫と小松帯刀の接点につていては創作ですが、否定もできない、といったところです。
うーむ、いい映画東京では渋谷の「東急文化村」での上映だったようですが、納得できます。
やっぱ、映画って面白い。

 

  満点評価

ストーリー・脚本2020
演出2018
映像(美・先進・驚異)1020
音楽(オリジナル・編曲・歌手)108
配役(主演・助演含む)2020
Pabaroの独断評価2020
  10096

 


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Author:hakapaba
◆小倉で生まれて、小学校と大学は東京。
大阪で17年、東京で17年、広告会社の営業一筋。
07年夏から博多住まい、2011年6月退社し、家人の実家の医療法人の経営を手伝い、2015年4月から年金生活へ。。自宅は福岡市の西、唐津に近い糸島市福吉。海まで3分、山も近く、水も豊か。昭和7年建築の古民家を改装して、愛犬2匹とEnjyoy Country Lifeです。

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