武士の家計簿

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映画の作品評の前に、配給会社の宣伝セクションに”ひとこと、物申し上げたき候”。
写真はこの作品の”有料パンフレット”です。
手前共(僕と家人)は、観た映画のパンフレットは原則その場で購入し、自宅で”作品を二度味わう”ように心がけています。写真の上段、そろばんがパンフレットのカバーで、パンフ内容が下段です。
そろばんが破れているのは、自宅においていたのをチューバッカーが遊んで傷つけてしまったようです。(念のため)
映画のパンフとしては秀逸と思います。作品のテーマ性と内容を、具体的な”そろばんと大福帳とじのオリジナル企画”として実現したことは、すばらしいと敬意を表します。
しかし、物事には例外なく、表と裏があり、利点と欠点が相対しています。
このパンフのオリジナリティは否定しませんが、僕にとっては読みにくいことと、保存に苦労することいった大欠点があると思います。
原作を読んでいない作品について理解を深めたり、作品の周辺情報も楽しめるのが、パンフレットだと思っています。このパンフは、どうしても、”企画倒れ”、”内輪企画”と感じてしまったのです。

監督が、あの”家族ゲーム”の森田芳光ということにも興味をもっていました。そういえば、最近どんな映画撮ってるのかと思いました。パンフによると、僕が観たのは10年以上前の”失楽園”くらいで、その後の”模倣犯”阿修羅のごとく””間宮兄弟””椿三十郎””ハル”は観ていないようです。イカン、スンマセン(笑)。原作は「武士の家計簿 加賀藩御算用者の幕末維新」というものですが、”前田家加賀百万石のノンキャリアそろばん侍(出納係)の、たんたんとした実録”といったところでしょうか。
体面と見栄と形式を大事にした江戸時代の侍で、どこかの国にも似た”出超”状態にあった家計を、思い切った経費削減により”健全”な家計にし、現在まで”家”としてつながっている一家の、ある種の”ドキュメント”でした。
ドキュメントと感じたのは、物語としての起承転結、抑揚がはっきりせす、”たんたん”といった演出だったからです。堺雅人と仲間由紀恵夫婦と長男の大八木凱斗、堺の両親役に松坂慶子、中村雅敏、中村の母親役の草笛光子、収まりすぎるぐらいに収まったキャスティングでした。
主人公”猪山”家の事業仕分けの結果、長男の”袴着の祝い”の祝い膳で、尾頭付きタイを、絵で描いたタイというその一点が、この作品の”華”だったと思います。
結局、一番頭ひねったのが、パンフレット、と思えた及第作品でした。

 

  満点評価

ストーリー・脚本2016
演出2016
映像(美・先進・驚異)108
音楽(オリジナル・編曲・歌手)107
配役(主演・助演含む)2018
Pabaroの独断評価2015
  10080

 


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Author:hakapaba
◆小倉で生まれて、小学校と大学は東京。
大阪で17年、東京で17年、広告会社の営業一筋。
07年夏から博多住まい、2011年6月退社し、家人の実家の医療法人の経営を手伝い、2015年4月から年金生活へ。。自宅は福岡市の西、唐津に近い糸島市福吉。海まで3分、山も近く、水も豊か。昭和7年建築の古民家を改装して、愛犬2匹とEnjyoy Country Lifeです。

人は心を一つにできたら、想像以上の成果がでると信じています。

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