ゴッホの「プルシャン・ブルー」

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予定していたゴルフが、悪天候で中止となった土曜日、いつもですと「映画行こう」でしたが、今回は「ゴッホ展」に出かけました。会場は大宰府の九州国立博物館(以下、九国博)です。前回はブログを初めてすぐに、 阿修羅展を観てきました。
福岡の都市高速を使えば、自宅から大宰府までは約30分ですが、車外はみぞれと粉雪が舞う荒れ模様です。たまにしかいかない九国博ですが、本体の建物の立派さに比べ、駐車場の貧弱さが際立っています。大量輸送が可能な交通機関が整っていない九国博(バスしかありません)、しかも九州全域・山口の遠距離からの来場者を予想すれば、中学生でも想像できることですが、駐車場の待ち時間が1時間です。天気が悪いから人が少ないと思ったのですが、家人いわく「みんなあなたと同じ考えなのよ」だそうです。しかも払った駐車料金は450円でした。福岡市内の感覚からすれば、「ぶったくり悪徳駐車場」です。少なくとも国立と名のついている以上、もとは国民の税金でしょ。しかも博物館以外の目的の来場者なんてありえないのに、ホント”役人”のやることは、、、。
大きな展覧会の開催では、その主催者にも興味りますが、昨秋開催の東京が「TBSと東京新聞」、九州が「西日本新聞とTNCとTVQ」、2月からの名古屋が「中日新聞とCBC」、名古屋以外はちょっと複雑な主催社関係のようです。そして、どうして大阪では開催しないのか?裏話には面白い理由があるのかもしれません。主催者の腸ねん転状況は、場内の”携帯作品紹介”のアナウンサーがTBSの安住アナウンサーだったので、”アレッ”と思って気づきました。
「ゴッホ展」と銘打っているので、ゴッホの代表作「糸杉」と「ひまわり」は当然出展されていると思ったのですが、ありません。「自画像」と「アイリス」と「アルルの寝室」が、僕には印象的でした。今回の「ゴッホ展」の一押しは、会場でしか知ることができない、「ゴッホの僅か10年の画業のなかで、彼の表現がどう変遷したかを、作品の表現手法の推移と、ゴッホが刺激を受けた作品と、模写した作品を展示して」いることだと、僕は思いました。
オランダのゴッホ美術館と、ミューラー美術館の収蔵作品を、「ゴッホの画歴」という視点からキュレートした企画展ですが、来場者のほぼ全員が「ゴッホの集大成展」と勘違いして来場したと思います。
27歳で絵を描くことを生業としたようですが、初期の作品は決して「ピカソやセザンヌのような天才的な描写力、デッサン力」を感じません。見えるもの、観ているものを、絵の具を使って表現するということから、ゴーギャンから影響を受けた「想像したもの、想像すること」を描く、へと変化していくプロセスが、あまりに劇的で、むしろ耳を切ってしまった程に、精神的にエキセントリックになっていったということは、伝わってきました。
僕の意見ですが、彼が精神的に病んでなかったら、今の彼の評価はなかったのではないでしょうか。彼が生きている間に”売れた”作品はたったの1点だったようです。ゴッホを作家として育て、激励し、生活の面倒を見ていたのは、画商の弟「テオ」で、今二人の墓は隣り合っているそうです。
上の写真の下段は、ミレーの”種まく人”をゴッホ自身の解釈で作品にしています。ゴッホは。ミレーの”種まく人”を自然以上に確固たる存在と考えていたようです。これは1888年にアルルで描かれていますが、その時に弟の「テオ」に宛てた手紙が残っています。
「ここに描いたのは、今制作中の最も新しいキャンバスで、これも又”種まく人”だ。太陽のような、巨大なレモン色の円盤がある。黄緑の空にはピンクの雲がある。地面は菫(すみれ)色だ。種まく人と木はプルシャン・ブルー。」
僕がこの「ゴッホ展」で、一番印象に残ったのが、手紙の”プルシャン・ブルー”という単語でした。そういえば、ゴッホの作品で”プルシャン・ブルー”が重要な意味をもっているな、と感じながら、僕が高校の美術部で一番多く使っていた絵の具が”プルシャン・ブルー”と”ホワイト”だったことを改めて思いだしたのです。
どうでもいいことですが、僕の会社では自分の名刺の裏側の”色”を100色のサンプルから選んで印刷できます。僕の名刺は、何故か「プルシャン・ブルー」です。何故か?というはっきり理由は言葉に出来ませんが、”something”があることはまちがいないこだと思います。
家人は、以前次男嫁(当時婚約中)と二人で、オランダからフランスへ旅行したとき、オランダでの自由時間に、本家「ゴッホ美術館」にいったそうです。ブログの記載はまだですが、コメントが楽しみです。
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tag : プルシャンブルー

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いいねぇ~!

このブルー、何故だか心にしみます。
冷たい色のはずなのに、温かさを感じるのは何故だろう?

私も美術館へ行ってこようっと!
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◆小倉で生まれて、小学校と大学は東京。
大阪で17年、東京で17年、広告会社の営業一筋。
07年夏から博多住まい、2011年6月退社し、家人の実家の医療法人の経営を手伝い、2015年4月から年金生活へ。。自宅は福岡市の西、唐津に近い糸島市福吉。海まで3分、山も近く、水も豊か。昭和7年建築の古民家を改装して、愛犬2匹とEnjyoy Country Lifeです。

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